こんにちは、笑熊です。
本日、ご紹介させていただく書籍は
・文春新書 コロナ後を生きる逆転戦略 縮小ニッポンで勝つための30カ条
河合 雅司 文藝春秋
こちらの書籍の著者は作家・ジャーナリストの河合 雅司 さんですが、河合さんはこちらの書籍の他にも「未来の年表」「未来の年表2」などなど、日本のこれからについての著書多数。
私が今回読んだ、「コロナ後を生きる逆転戦略」も、まさに、現在の日本の状況と、その日本の現状から読み取れる、これからの日本についての未来、そしてその未来についてどのように対応していけばよいかの思考、方法論が書かれております。
目次
まえがき
第1章 先進国脱落ニッポンの逆転戦略
1-1 コロナ禍で露呈した現実、もはや日本は先進国ではない
新型コロナウィルスによる最大の被害は、社会パニックだ
中略
1-7 コロナ禍を逆手にとって戦略的に未来を再構築しよう!
このままではダメだと気づいたいまこそ、成功体験を捨てる好機だ
第2章 日本企業は「高品質・低価格」を捨てよう
2-1 「薄利多売」はもうやめて高付加価値ビジネスに転換しよう
売上高ではなく、従業員1人当たりの利益を基本指標にすべき
中略
2-8 高齢者向けの新標品を開発して海外に売っていこう
高齢者の求めるクルマは、自動運転よりも乗降のしやすさだ
第3章 コロナに勝つビジネスパーソンの働き方
3-1 コロナ禍を口実にした黒字リストラに気をつけよう
メガバンクはDXで、コロナ禍の3年前からリストラを進めていた
中略
3-5 給料を上げたければリスキングするしかない
DXに対応できるデジタルスキルの持ち主が求められている
第4章 縮小ニッポンの新しい生活様式と街づくり
4-1 24時間営業の便利な生活は、もうあきらめよう
コロナ禍の前からファミレス、コンビニは人手不足。終電繰り上げも検討
中略
4-6 高齢者を集住させて公共サービスのコストを下げる
「ポツンと一軒家」では電気・ガス・水道が維持できない
第5章 「人生の未来年表」で戦略的に生き抜く
5-1 40代、50代、60代、年代別マネジメント計画を立てよう
アフターコロナ時代に今までの常識は通じない
中略
5-4 60代になったら実践していくべきこと
戦略的に賢く生活コストを削っていこう
あとがき
巻末データ集
コロナ後を生きる逆転戦略 より引用
こちらの書籍を読んで、ここ20~30年で「日本も世界も変わっていて、その変化のスピードと内容の激しさ」をとても強く感じました。
私が初めて企業に就職した約30年前には想像もつかないような状況に国も企業も個人の生活もなっていると思います。
巻末のデータ集においても、企業の世界時価総額ランキングで平成元年には日本企業がトップ20に14社もランクインしておりましたが、平成30年には1社もランクインしていないなど、著者の河合さんが、書籍の中で、もはや日本は先進国ではないと言っていることも納得がいきますし、個人的にもそう感じてはおりました。
河合さんは、そのような人口減少により縮小していく日本に必要なのは「戦略的に縮む」ことであり、その為の考え方、方法論を述べられておられます。
私も「戦略的に縮む」という考え方には賛成ですが、それを実践していく為には、より短時間でより高い仕事の成果を上げなければならなかったり、その為に、企業もスキルの高い人材を集める為、早期退職をつのったり、リストラを進めたり、個人レベルでは、仕事の出来る人と出来ない人の格差はどんどん広がっていき、生存競争自体はより厳しくなっていくのではないかと思います。
そのような時代でも、自分に出来る努力はしつつ、楽しく生きる知恵や思考を身につけて、日々すごしていきたいです。
最後まで、お読みくださりまして、ありがとうございました。
それでは、また。
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コロナ後を生きる逆転戦略 縮小ニッポンで勝つための30カ条【電子書籍】[ 河合雅司 ] 価格:880円 |